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蓋を開ける。静けさへの入り口

心を整えるためのすべての道具を、コンパクトな箱に収めました。蓋を開け、道具をひとつずつ取り出し、場を設える。使い終えたら、もとの場所へ戻し、蓋を閉める。日常と静寂の境界をつくり、結界となる箱です。

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Design

作法を収め、心をほどく

寝禅の道具箱は、空間に溶け込む、装飾を排したシンプルなかたちをしています。静寂の作法に使うそれぞれ道具のかたちに合わせて、納まる場所を整えました。上段には、托、おりん棒、線香、和ローソク、下段には、おりん、おりん蒲団、香皿と燭台が仕舞えます。下段の箱の小さな切込みは、スマートフォンを収納し、充電するためのもの。2台収まるように、切込みをふたつ開けています。道具を取り出したあと、少しの間、デジタルから離れてみるのはいかがでしょう。

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Story

時間をととのえる、かたち

NEZENの道具は、夜へ向かう時間の流れをととのえるための、香・音・光という最小限の要素から編集されています。禅の所作を暮らしの中に置き直し、デザイン、ストーリー、カルチャーの視点から再編集することで、手に取る順序と間が自然に生まれるよう、かたちと構成を整えました。ものづくりにおいてはサステナブルデザインを取り入れ、睡眠科学の知見と照らし合わせながら、使い方を提案しています。地域の手仕事と素材選びがその流れを支え、使うたびに、豊かな余白が広がっていきます。

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Culture

仕舞うという、美意識

日本の暮らしの中で、箱は単なる容れ物ではなく、大切なものとともに、想いを預かる存在でした。茶の湯の文化が深まった室町時代には、道具を守り、その価値を確かに伝えるために桐箱が用いられるようになります。開くこと、納めること、その一連の所作が、場の切り替えや心の準備として受け継がれてきました。

NEZENは、そうした「仕舞う」文化に宿る感覚を、心を整えるための道具のあり方として引き継いでいます。使い終え、元の場所へ戻す。その所作が、次の静けさにつながっていきます。

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Sustainability

自然に寄り添う、ものづくり

東洋の思想に、「天人合一(天=宇宙・自然と人はひとつながり)」という考え方があります。人は自然の一部であり、暮らしは本来、自然のリズムと切り離せないものだという教えです。それぞれの道具は、忙しい現代人の毎日に「自然のリズムと同調した良質な睡眠」を届けること、そして「自然の限界範囲内でのものづくり」を目指して編集されています。素材の選び方から使われ方まで、自然と人の暮らしの調和を尊重し、無理なく続く関係性をかたちにしています。

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Ritual / NEZEN LIFE

日常と静寂を区切る

日常のなかでふと立ち止まりたいとき、まずは静かに桐の蓋を開ける。その白木の手触りと微かな木の香りが、心を落ち着かせる最初の準備となります。箱の中から、おりんと托、香皿や燭台などを一つひとつ取り出し、静寂の場を設える。そして使い終われば、再び元の場所へ静かに仕舞う。この一連の所作が、豊かな「静けさ」へと導きます。

寝具

おりん

おりん布団

柝、おりん棒

燭台・線香立て

お香

​和蝋燭

作務衣

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